いつもお世話になっております。
株主総会 青井薫生です。
3rdシングル カップリング曲の「最後は君の宇宙で」の編集です。
前回の動画からかなり紹介せずに進んだので、まずは簡単に変更点だけ紹介します。
ボーカル本番音源(Aメロ、サビの一部撮り直し予定)
ギターBメロ、サビ、リード、ソロは本番音源
ベース本番音源
ドラム本番音源
と言ったかたちでかなり進みました。
さて、今回の作業はこまごまとしたところです。
まずはドラムの音作り。
前回のブログでも紹介しましたが、我々はマイク12本でドラムを撮っています。
しかし、生音楽器ですので、例えば バスドラム用のマイクがスネアの音を拾っちゃったりします。
それをゲートというエフェクターを使ってカットしていきます。
このエフェクターは掛けすぎるとメインの音を殺してしまい、掛けすぎないと今度は他の音が沢山流れますので、ちょうど良いあんばいにするのが中々難しいです。。。
バスドラムのエフェクター画面です。
プロツールスではShiftボタンを押しながらエフェクターを選択すると、上の写真の様に複数のエフェクターを同時表示出来ます。
ゲートでノイズを絞って、イコライザーで音調整、その後コンプレッサーで整えてみました。
バスドラムの音だけ出来上がったら、ベースとバスドラムだけで流してみます。
重低音担当のこの二つは一歩間違うと打ち消し合ってしまうので、イコライザーで上手く担当音域を分けて、両方の音がはっきり聞こえる様に調整しなければいけません。。。
難しい作業です。。。。
次は、パンの調整です。
この今までの株主総会のほとんどの楽曲は、ギターが2本入っていて、それぞれ左右に振っていたのですが、この曲はセンターに音が偏りすぎていると思ったので、ギターとベースを 少し左右に振ってみました。
次がこの曲の肝になると思われる空関係エフェクト、リバーブです。
この曲はかなり雰囲気のある曲なので、その雰囲気に合わせてリバーブを調整しないといけません。
敢えて広がりを保たせるために、響かせる様にしてみました。
また、リバーブからディレイにセンドさせてます。
ディレイはステレオディレイで左右に残響する様にしています。
こうする事によって、リバーブの響きの部分だけがディレイに送られて、メインの音はセンターから聞こえるのに響きは左右に広がる様にしています。
もちろん、ディレイだけに独立して音を送るトラックもあります。
ちょっとこんな感じで今回は空間系の処理を頑張ってみました。
まだまだ、ミキシングは続きそうです。